【金田一37歳の事件簿】38話(17号)ネタバレと感想

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金田一37歳の事件簿|ネタバレと感想

 

「イブニング」2019年17号に掲載されている「金田一37歳の事件簿」38話のネタバレです。

 

取材で金田一が訪れた京都華道赤池流家元京極家で起こった3つの殺人事件。

前回37話では金田一が真犯人を書生の黒樹左京を追及し、第二の殺人で双子の姉・薫子が殺害された経緯と切断された首が隠されたトリックを解いたところで終わっていました。

 

38話では殺された双子の妹・桜子と、真犯人の黒樹との知られざる過去が明かされます。

ネタバレを含んでいるので気になる方は注意してください!(画バレはありません)

関連記事:【金田一37歳の事件簿】37話(16号)ネタバレと感想

 

 

金田一37歳の事件簿38話のあらすじ(注:ネタバレあり・画バレなし)

誰も知らない二人の過去

桜子は誰よりも赤池流のことを大切に思っていたのだ、という黒樹は二人の隠された過去について語り始めました。

 

高卒で赤池流に弟子入りした黒樹でしたが、実は桜子が小学校6年生だったとき、一学年下の友人、ヨシ君として屋敷を訪れていたのです。

 

桜子はヨシ君に生け花の才能があると感じ、一緒に生け花の稽古を受けられるように母親の鶴羽に頼んだのでした。

お稽古代が払えないからと遠慮するヨシ君でしたが、桜子も鶴羽も快く彼を生け花の稽古に迎えました。

 

ここまでの話を聞いた鶴羽は、ようやく目の前の黒樹がヨシ君と同一人物だと気付き驚きます。

黒樹の苗字が当時とは変わっていたため、まったく気付かなかったのです。

 

二人が小学生だったころ、初めて出会ったのは近所の河原でした。

母子家庭だった黒樹は、母親が働き詰めで家を空けることが多く、河原に生えている草花を取り空き瓶に活けて、生け花の真似事をしながら一人暇つぶししていました。

 

ある日河原に桜子が現れ、黒樹が生けた空き瓶の花を褒めたことをきっかけに二人は友人になります。

桜子が華道の家元・京極家の娘だと黒樹が知ったのは後のことでした。

黒樹は自分の境遇との違いに畏れ多いと思いつつも、桜子に会うために赤池流での稽古を続けたのでした。

 

正反対の双子

ある日、黒樹が生け花の稽古をしていると、突然双子の姉・薫子が座敷に入ってきました。

薫子は黒樹を見るなり、みすぼらしい子供が勝手に家に上がってきている!と騒ぎ立てました。

 

あわてて駆け付けた桜子に、薫子は不機嫌そうに言い放ちます。

「こんな子」にお花なんて似合わない。

 

久しぶりに稽古をしようとしたのに気分を害された、と言いながら、薫子は障子をピシャッと閉めて出て行ってしまいました。

 

姉は神経質だから、と桜子は黒樹に謝ります。

2人の性格が全く異なることを、黒樹はこの時から知っていたのです。

 

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黒樹の境遇

1年後、母親の再婚で黒樹は引っ越すことになり、赤池流の稽古に通えなくなってしまいます。

ですが桜子とはずっとメールで連絡を取り合っていました。

 

桜子からのメールには自分が生けた花の写真が添付されていて、それを見ながら、また一緒に生け花の稽古がしたいな…と黒樹は懐かしさと寂しさを感じていました。

 

黒樹が高校生になったある日、事件が起こります。

母親が再婚相手の男を刺殺してしまったのです。

その男は酒が入ると暴力を振るうどうしようもない男で、黒樹もたびたび暴力を受けていました。

 

知らせを受けて桜子は黒樹の元に駆け付けます。

久しぶりの再会に喜びつつも、黒樹はこれまでの母親と義父との生活を打ち明けたのでした。

 

別れ際に、人殺しの子だからもう自分とは会わない方がいい、京極家の娘の桜子とは不釣り合いだから、と言う黒樹。

 

桜子はそんな黒樹の手を取り、

そんなの全然関係ない、私にとってヨシ君はヨシ君だから

と微笑んだのでした。

 

赤池流再興のために

黒樹は高校を卒業すると同時に赤池流の門下生となり、先代家元・青流の弟子になります。

青流は華道家として素晴らしい人物で、桜子とともに青流の元で学んだ日々が一番幸せだった、と黒樹は振り返ります。

 

しかし青流が急死し、弟の雁流が家元を名乗ってからは状況が一変します。

雁流は気に入らないことがあると周りに当たり散らす性格で、華道よりも自分の陶器を売り込むことしか考えていない人間でした。

赤池流の弟子はあっという間に減ってしまい、財産もギリギリまで減らしてしまったのです。

 

そんな状況を見かねて、桜子は赤池流と縁を切りフラワーアーティストとして独立することを決めます。

赤池流として活動を続ければ、収入をすべて雁流に食いつぶされてしまう。

少しでも家計を支えるために独立し、自分の収入には手を付けられないようにすることが目的でした。

 

しかし桜子が独立してしまうと、残された雁流と薫子だけは赤池流が立ち行かなくなってしまいます。

そこで桜子は黒樹に赤池流に残り、陰で支えてほしいと伝えました。

 

桜子が誰よりも赤池流を大切に思っていることを知っている黒樹は、本当に縁を切ってしまっていいのか?と桜子に問いかけます。

 

しばらく沈黙した桜子でしたが、いつかはきっと戻れる日が来る、その時は一緒に赤池流を盛り立てよう、と笑顔で黒樹に答えたのでした。

 

黒樹の話を聞き、鶴羽は娘が家を助けるために活動していたと知り驚きます。

母親に心配をかけたくないから、と桜子は鶴羽にも自分の思いを黙っていたのです。

 

桜子が遊び歩いている体で頻繁に出掛けていたのは、ほとんどがフラワーアーティストの仕事で各地を飛び回っていたのでした。

 

二人の関係と殺人の動機

リベンジポルノが撮影された日、桜子と黒樹は金田一の推理通り北海道に行っていたといいます。

ですが二人は恋人同士の極秘旅行で北海道を訪れていたわけではなく、あくまで仕事がメインの旅でした。

黒樹は桜子のアシスタントとして北海道に赴きます。

 

夜12時近く、仕事を終えてホテルに戻ってきた二人は、明日も早いから、と桜子の部屋の前であいさつを交わし別れました。

おやすみ…と言ったあと、何かを思い出したように桜子が黒樹を呼び止めました。

 

黒樹が振り返ると、突然桜子が黒樹の腕を引き寄せ、唇を重ねてきたのです。

茫然とする黒樹を残して、本当…ありがとね!おやすみ…と言うと、桜子はそのまま部屋に入っていきました。

 

黒樹の話を聞き、一同は二人の関係を察しました。

見た目は派手な桜子ですが、根は真面目な性格なので、リベンジポルノの映像が桜子ではなく薫子だということは、日付を見なくてもすぐに気付いた、と黒樹は言いました。

 

第二の殺人が起こった日も、黒樹が薫子を呼びたしたのはリベンジポルノの真相を問い詰めようとしただけで、なにも殺す気まではなかった、と言います

 

しかし、薫子にいきなり鉈で切りかかられてカッとしてしまい、気付いたときには薫子を絞め殺してしまっていたのです…。

 

あとは逃げおおせたい一心で、必死になって殺人の証拠である薫子の首を隠しました。

雁流殺害は、花器を使ったトリックに気付かれてしまったことと、元はと言えば雁流が赤池流をメチャクチャにしたから桜子が殺されてしまったのだ、と考えたのです。

 

金田一、刺される!

カエルの子はカエル…母親以上の人殺しになってしまった、と言いながら、もう死ぬしかない、と袂から小刀を取り出しました。

 

その瞬間、金田一は黒樹を庇い、左腕に小刀が刺さりました。

 

手でふり払われた小刀は床に落ちました。

 

動揺する周囲を他所に、これくらいで死ぬわけがないだろう、と冷静な金田一。

黒樹も金田一を傷つけるつもりはなかったと蒼い顔です。

 

そんな黒樹に対して、金田一は笑顔で問いかけました。

君は本当はいい奴だ、だから桜子さんは君のすべてを受け入れたんじゃないか?

 

その瞬間、亡くなった桜子の優しさと温かさを思い出し、黒樹は涙を流し、大きな声をあげながら床に崩れ落ちたのでした。

 

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金田一37歳の事件簿38話の感想・考察

二人の悲しい過去

黒樹と桜子は小学校以来の友人だったという秘密が明かされました。

幼いころの黒樹の恵まれない家庭環境には思わず同情してしまいます。

 

素直で優しい性格だからこそ、母親が人殺しだという事実を誰よりも重く感じていたのかもしれませんね。

 

金田一の推理とは違って、二人は明確に恋人同士ではなかったようですが、お互いのことを大切に思いやっていたことが過去のエピソードからよく分かります。

 

恋人ではないけれど思いは通じ合っている…という二人の関係が、余計に悲しみを増幅させますね。

 

刺されても動じない金田一!

自殺しようとした黒樹を庇い、金田一が左腕を刺されてしまいます。

が、そのあとも動じることなく、笑顔で黒樹をなぐさめていました。

 

確かに深手の傷ではないかもしれませんが、普通そんなことできないですよね。

かっこいいぞ、金田一…!

 

一方、後輩のまりんは動揺して泣いているばかりでした。

早く手当してあげて!笑

 

いよいよ次回2019年18号で京都編は完結です。

なにやら新展開もあるようで、続きが気になります…!

関連記事:【金田一37歳の事件簿】37話(16号)ネタバレと感想

 

 

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